うわー!と声を上げたくなる、膨らみと焼き色。
淡く漂う、甘い香り。
久しぶりに起こしてみた、レーズン酵母。
失敗か…と不安になる頃に、いつも決まってブクブクと発酵し始める。
無事に完成した、元気な酵母を早く使いたい。
早速、ストレート法でクルミパンを焼くことにしました。
作る工程で感じたことは、サワードウの酵母よりも生地にハリが出てまとめやすい。
そして、とても強い発酵力と香り。
酵母を変えるだけで生地の感じや、出来上がったパンの印象などが
こんなに変わるのかと、何だか晴れ晴れとした気持ちになりました。
食べてみると、クラムもいつもよりきめ細かく、甘さを纏ったやさしい印象。
その反面、クルミの香ばしさと食感が際立ち、とても美味しく感じられました。
レーズン酵母、侮れません!🍞
今回の材料と工程はこちらから
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《材料》
レーズン酵母液 100g
水 90g
全粒粉 50g
強力粉(シルバーライズ) 25g
強力粉(Type85) 75g
準強力粉(E65) 100g
塩 4g
クルミ 70g(160℃のオーブンで6分程ローストし、刻んでおく)
《工程》
レーズン酵母液と水を入れたボウルに、粉類と塩をふるい入れ
粉気がなくなるまで混ぜる


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クルミを加え、生地全体になじませる


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1時間室温に置く
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最初のパンチ(生地を底から持ち上げ折りたたむ作業をボウル1周分)を行う


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1時間毎に同じパンチの作業を、残り2回行う
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最後のパンチが終わったら、生地をまとめ新しいボウルに移す
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少し膨らむまで室温に置き(今回は2時間)
その後冷蔵庫で一晩寝かせる(今回は17.5時間)
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次の日、冷蔵庫から出した生地をすぐに成形する


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室温に1.5時間置き、発酵させる
その間に鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
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生地をオーブンシートにのせ、クープを入れる
表面に霧を吹く
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熱い鋳物鍋に生地を入れ
250℃で30分(蓋あり)
230℃で10分(蓋なし)
焼き上がりです!
ほんのり、レーズンの甘い香りが漂います。
ふんわりとしたクラム。堪らない美味しさでした。
★今回使った粉類★
オーガニック・強力全粒粉(細挽き・プライムハード) 2.5Kg