UZURANO小話

パンとお菓子と日々のこと。

玉ねぎとアマニのパン

バターで炒めた玉ねぎと、アマニで作るパン。(玄米粉酵母使用、グルテンフリー) 

f:id:uzuranobooks:20200807154926j:plain

 

玉ねぎの、甘く香ばしい美味しさ。

アマニの食感。

沢山の旨味が詰まった、パンです。

   

《材料》

A 玄米粉 60g

A そば粉(細挽き)40g

A そば粉(粗挽き)35g

A サイリウムハスク 7.5g

 

米粉酵母 30g

水 155g

塩 3g

 

玉ねぎ 小2/1個

アマニ お好みの量

f:id:uzuranobooks:20200807155947j:plain



 

《作り方》

・玉ねぎは細かく刻み、バター(分量外)で炒め、冷ましておきます。

 

・玄米粉酵母、塩、水をボウルに入れ、混ぜます。

f:id:uzuranobooks:20200807160318j:plain

塩を溶かすように混ぜます。

 

・先のボウルにAの粉類を加え、生地がもったりと重い感じになるまで混ぜます。

f:id:uzuranobooks:20200807160509j:plain

粉を加えたところです。

 

・玉ねぎとアマニも加え、生地全体にいきわたるように混ぜます。

f:id:uzuranobooks:20200807160624j:plain

混ぜ終えた、生地です。

 

・生地をまとめてタッパーに移し、2倍位に膨らむまで発酵させます。

 (今回は29℃の室温に3時間程置いてから、冷蔵庫で一晩ねかせました。) 

f:id:uzuranobooks:20200807160732j:plain

発酵前の生地。

 

・冷蔵庫から出した生地を室温に置き、常温に戻します。

 (今回は27℃の室温に2時間置きました。冷蔵庫から出した時点であまり発酵が

  進んでいなかった場合は、ここで発酵が完了するまで時間を取ってもよいと

  思います。冷蔵庫に入れなかった場合は、次の工程へ。)

f:id:uzuranobooks:20200807160846j:plain

発酵後の生地。

 

・打ち粉をふった台に生地を取り出し、表面にハリが出るように丸めて成形。

 オーブンシートにのせます。

f:id:uzuranobooks:20200807160945j:plain

丸めた生地。

 

・その後、生地の乾燥を防ぐため、ボウルを上に被せるなどして再び発酵。

 1.5倍位に膨らむまで待ちます。

 (今回は室温27℃で50分発酵させました。)

 

・オーブンにストウブやルクルーゼなど、厚手の鍋を蓋ごと入れ、250℃に予熱。

 

・発酵が終わった生地にクープを入れ、霧吹きで表面を潤します。

f:id:uzuranobooks:20200807161127j:plain

クープを入れた生地。

 

・予熱が終わった鍋に生地をそっと入れ、蓋を被せ、250℃のオーブンで35分焼く。

 焼けたら蓋を取り、表面に焼き色が付くまで、250℃でさらに8分程焼きます。

f:id:uzuranobooks:20200807161230j:plain

焼き上がりました。

 

出来上がりです。

 

バターと玉ねぎの甘く焦げた香りが、食欲をそそります。

玉ねぎから出た旨味が、上手く生地になじみ、なんとも美味しい

パンになりました。

 

ここ一月程、思ったようなグルテンフリーのパンが焼けず、悩んでいました。

原因は、玄米粉の粒子の大きさ。

 

今まで使っていたものより、粒子の細かいものに変えてみたのですが、どうしても

粉の繊細さが出てしまい、思ったような酵母やパンにならなかった。 

クラムに入る気泡の大きさが変わってしまい、とてもなめらかで、きめの細かい

パンになってしまいます。

もっとゴツゴツとした力強いパンを焼くには、少し優し過ぎるようでした。

 

今回は、以前使っていた粉に戻して焼きました。

パンに、ぶかっと空気を含んだ感じが、戻ってきたように感じます。

 

粉の粒子の大きさが、パンの出来上がりを左右する。

とても勉強になりました。

 

新たな気持ちで、また次のパンへ・・。